ヘッドマッサージで髪の毛と頭皮をツヤツヤ&ヘルシーに! セルフでできる、美髪キープのポイント

年齢を重ねると共に多くなる髪の毛のお悩み。
若い頃に比べてツヤやコシがなくなったり、ボリュームが減ったり、白髪が生えたりといった変化に戸惑う人も多いのではないでしょうか。

5万人以上の髪の施術をしてきた毛髪診断士の齊藤あきさんによると、美髪を保つには髪そのもののケアに加えて、頭皮の血行改善ケアや体の内側からのインナーケアが必要!そこで今回は、齊藤さんに髪のエイジングケアについてお話を伺いました。

ツヤ・コシの低下・白髪・抜け毛……女性の髪トラブルの原因

そもそも、髪に関するトラブルはなぜ起きるのでしょうか?症例別に見ていきましょう。

●トラブル①ツヤやコシ・ボリュームがなくなった

髪のツヤやコシがなく細くなっている方は紫外線やカラーリングで髪が傷み、キューティクルが剝がれている可能性があります。

また髪の根もとが立たず、全体的にぺしゃんとしてボリューム不足な印象になる――そんな方は、頭皮が老化しているかもしれません。頭皮が老化すると、若い頃はキレイに整っていた毛穴が重力に抗えず、下方向に歪んでいきます。歪んだ頭皮から生えてくる髪の毛は、垂直ではなく下方向に生えるので、根もとが立ち上がらずにぺしゃんとした印象に。さらに変形した毛穴から生えてくる髪の毛は、クセやうねりが生じやすくなります。

●トラブル②白髪

加齢による白髪は、年齢を重ねて色素細胞(メラノサイト)の働きが鈍くなり、髪に色をつける力が低下するのが原因です。また、色素細胞で働く「チロシナーゼ」という酵素が年齢と共に少なくなるのも影響しています。
このほか、ストレスも白髪の原因に。ストレスを受けると自律神経が乱れ、血流が悪くなります。髪の毛の色素細胞は血液で作られるため、髪への血流が滞ると白髪になりやすくなるのです。

●トラブル③抜け毛・薄毛

薄毛の主な原因は、加齢やストレス・睡眠不足などによる女性ホルモンの低下だと言われています。
また、ストレスにさらされ続けて交感神経が優位になるのも、薄毛の原因になります。交感神経が優位な状態が続くと緊張で頭皮はカチカチに。すると頭皮の血流が滞り、薄毛を招きやすくなるのです。

簡単・続けられる「頭皮マッサージ」で頭皮と髪をヘルシーに!

頭皮の血流改善やストレス緩和におすすめなのが頭皮マッサージです。血行アップはもちろん、顔のリフトアップ効果も期待できます。リラクゼーション効果もあるので、寝る前にするとぐっすり眠れる人も多いそう。

ちなみに、耳の上辺りは頭皮の中で最も柔らかい部分。ここが指でつまめないのは頭皮が硬くなっているサインです。頭皮マッサージを習慣にして、頭皮を柔らかく健やかに保ち、頭皮と髪の健康を守りましょう。

●シャンプー中にできるマッサージ

シャンプー中は指通りが良いのでマッサージにぴったりです。シャンプーを泡立てた後、指の腹を生え際から頭頂部に向かって引き上げます。このとき、深呼吸をしてシャンプーの良い香りをかぐようにするのがポイントです。

●オフィスでできるマッサージ

手をグーにして、指の第二関節で頭皮や首の後ろをグリグリと押します。机などに肘をつくと押しやすくなります。

また、頭のちょうどてっぺんにある「百会」というツボは自律神経を整えたり、ストレスを緩和させたりする効果があると言われています。息を吐きながら、親指の第二関節で痛気持ちいいくらいの強さで押します。


ツヤやコシの低下・白髪・抜け毛など、あらゆる髪悩みにはホルモンや自律神経の乱れによる血流悪化が影響しています。頭皮マッサージは血流改善に効果的!ぜひ取り入れてみてください。

美髪キープに必要なのは、外側からのケアと内側からのケア

ここまでご説明したように、髪のトラブルには女性ホルモンの低下や自律神経の乱れが大きく関わっています。改善のためにはマッサージに加えて、髪自体のケア(外側のケア)と共に、ホルモンバランスや自律神経を整えるための体の内側からのケアが必要です。

●外側からのケア、3つのポイント

① 頭皮の血流を良くしましょう

髪に栄養を行きわたらせるために、頭皮の血流を良くするように心がけましょう。首から頭皮にかけてマッサージをしたり、入浴時は湯船に浸かったりしてしっかり体を温めましょう。血行を促進する効果のある育毛剤を使うのもおすすめです。

② 頭皮と髪の汚れをきちんと落としましょう

自分ではきちんと洗髪しているつもりでも、実は髪をしっかり洗えていない人は少なくありません。特に頭のてっぺんは洗い忘れが多い部位。顔の縦の中心線は、毛穴が多く皮脂腺も多くあるためべたつきやすいものですが、頭も同じです。頭のてっぺんを洗うときは指をジグザグと交差させ、頭皮に指を密着させて洗うようにしましょう。

③ 紫外線から髪と頭皮を守りましょう

紫外線は髪の乾燥やダメージを促進させます。外出時は日傘や帽子で紫外線を防ぎ、紫外線ダメージを予防しましょう。

●内側からのケア、2つのポイント

① 発酵食品やたんぱく質を毎日摂りましょう

腸内環境が悪化すると自律神経は乱れやすくなり、髪の健康にも悪影響を与えてしまいます。そこで、腸内環境を整える発酵食品の摂取を。納豆や味噌といった取り入れやすい発酵食品を毎日欠かさず食卓に取り入れてみてください。
また、髪の主成分であるたんぱく質も積極的に摂りましょう。ささみや青魚、豆腐などが良質なたんぱく質を含んでいます。中でも豆腐は女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンも入っているので、女性にはおすすめです。

② 血液の質を下げる食品は控えめにしましょう

酸化した油や砂糖などは血液の質を下げ、髪の毛に栄養が行きわたるのを阻止してしまいます。市販の揚げ物やお菓子は控えめに。

監修

齊藤 あき (さいとう あき)
パーソナルビューティープロデューサー
美容師・毛髪診断士・美養研究家

美容師として活躍した後、アロマやハーブを学び自然療法に興味を持つ。その後、大手化粧品会社にて美容部員・エステティシャンとして経験を積み、2008年に美肌・美髪専門店「スキンケアサロンティナロッサ」を開業。一人一人に合わせたパーソナルビューティーを得意とし、延べ5万人以上もの施術やアドバイスを行う。あらゆる肌や髪トラブルと向き合う中で、食や体質改善の大切さを痛感し、外側からの美しさだけでなく、内側からも根もと改善していく「内外美養」を提唱。TVや雑誌など多くのメディアでも活躍している。