ハーブ図鑑

古代から世界各地で、人は植物を食用や薬用、香料として、広く生活の中に役立ててきました。とりわけ薬効のあるものは重宝され、いまに伝承。近年、様々な研究により、現代医療でも利用されるようになっています。健康生活にハーブを積極的にとり入れ、やさしい自然の力を活用する。そのための手引きとなるよう、ハーブについて、その由来や注目の成分をご紹介します。

ガルシニア

脂肪合成を抑制&脂肪燃焼を促進

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東南アジアでは香辛料、民間薬として古くから使用されているハーブ。果皮には酸味があり、インドではライムの代わりにカレーの味付けに利用されています。
HCAは、体内でエネルギーを生み出す際に燃え残ったクエン酸が脂肪酸へ再合成されるのを阻害することで脂肪合成を抑えるとともに、脂肪燃焼を促す作用もあることから、内臓脂肪にも強く働きかける報告がされています。

  • 原産地/インド南西部、スリランカ、タイ

  • 使用部位/果皮

  • 特長成分/ヒドロキシクエン酸(HCA)

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ギムネマ

インドの伝統的医療法で珍重された

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ヒンディー語で「砂糖を壊すもの」という意味で、甘味抑制剤としても知られるハーブ。インドの伝統的医療法アーユルヴェーダでは糖尿病治療薬として珍重されました。
ギムネマ酸は小腸で糖を吸収する受容体を塞ぐことで、血糖値の上昇を抑制します。

  • 原産地/インド中南部

  • 使用部位/葉

  • 特長成分/ギムネマ酸

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桑の葉

日本ではお茶としても親しまれているハーブ

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日本各地に自生する桑は、かつては蚕の餌として用いられるほか、お茶として飲む習慣もありました。漢方では糖尿病に対する効果があると唐の時代の「食療本草」に記述もあり。
DNJは、糖分解酵素と結合して糖の分解を阻害。これにより分解されなかった糖は吸収されることなく小腸を通過すると考えられています。

  • 原産地/日本

  • 使用部位/葉

  • 特長成分/1-デオキシノジリマイシン(DNJ)

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高麗人参

滋養強壮として漢方では利用

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中国の古い医学書「神農本草経」に“五臓を補い、精神を安定し、邪気を除き、身を軽くして寿命を延ばす”とある伝統的なハーブ。漢方では強壮を目的とした生薬として用いられています。
神経系や副腎皮質系を興奮させて心臓の収縮力を強める作用、消化吸収・新陳代謝を高める作用などがあり、体力の回復、消化吸収機能の増進、貧血、脱水、神経衰弱などに用いられています。またジンセノサイドRb1には、大豆イソフラボンと同様のエストロゲン様作用の報告もあります。

  • 原産地/中国東北部、北朝鮮

  • 使用部位/根、根茎

  • 特長成分/サポニン(ジンセノサイドRb1、ジンセノサイドRg1)

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大豆(イソフラボン)

女性の悩みをサポート

大豆(イソフラボン)のイメージ

弥生時代に日本に渡来後、きな粉、もやし、味噌、醤油など、様々な食品に加工され、日本人に親しまれている大豆。「古事記」や「日本書紀」にその栽培の記載がすでにあるほどです。
大豆イソフラボンは女性ホルモン様作用があり、生体内のエストロゲンに比べて作用は緩やかですが、エストロゲン不足を補って、更年期に役立つといわれています。またエストロゲンは骨形成を促進する働きがあるほか、女性ホルモンの分泌が少なくなった女性は血圧やコレステロール値が高くなる傾向があり、大豆イソフラボンが骨や循環器系に役立つと考えられています。

  • 原産地/東アジア

  • 使用部位/種子

  • 特長成分/ダイゼイン・ゲニステイン・グリシテイン

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