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体をつくり、動かすすべてのもとがアミノ酸

人間の体の約6〜7割は水で、次に多いのが約2割を占めるたんぱく質。筋肉や内臓などに必要な、このたんぱく質をつくる最小単位のパーツとして、不可欠な栄養素がアミノ酸です。

人間の体をつくるアミノ酸は、体内で合成できない必須アミノ酸9種類と、合成できる非必須アミノ酸11種類に分けられ、合わせると20種類あります。それを筋肉や内臓、皮膚、毛髪など、さまざまな組織に合うように組み合わせて、最適なたんぱく質がつくられます。

また、アミノ酸には、神経伝達物質の材料となるなど、種類によってそれぞれに違う働きがあり、どれか1つでも不足すると体の機能が十分に発揮できなくなってしまいます。

アミノ酸がエネルギー源になれば、疲れない、疲れがとれる!

筋肉のたんぱく質にはBCAAとよばれるバリン、ロイシン、イソロイシンというアミノ酸が多く含まれています。

体を動かして体内のエネルギー源が不足すると、脳は体に、筋肉中のグリコーゲンやたんぱく質を分解し、エネルギー化するように指令します。こうなると筋肉がダメージを受け、エネルギー燃焼の残骸=疲労物質の乳酸も溜まりやすくなります。

しかし、体を動かす前に、アミノ酸のBCAAをサプリメントなどで補充すると、体はこれをエネルギー源として使い始めるため、筋肉はダメージを受けにくく、疲労物質の乳酸も溜まりにくくなります。

また、肝臓の解毒作用が衰え、体内にアンモニアが蓄積されると疲労を感じますが、ここでもアミノ酸が活躍。アミノ酸の一種、アルギニンやアスパラギン酸、グルタミン酸は尿素の合成を促進し、アンモニアを速やかに代謝させ、疲労回復に導きます。

免疫機能の活性化や精神安定、睡眠の質向上にも

アミノ酸にはさまざまな働きがありますが、今もっとも注目されているのは、免疫機能の活性化、精神安定や快眠につながる働きです。

アミノ酸の一種、シスチン、アルギニン、グルタミンには、ウイルスなどの外敵が体内に侵入した際に働く免疫細胞を増殖させたり、活性化させる働きがあります。医療の現場では手術後の患者さんの回復を助け感染症を防ぐため、アミノ酸輸液を使用しています。

「精神の安定にはアミノ酸が重要」ということも、世界的にずいぶん浸透してきました。幸福ホルモンとよばれるセロトニンは、鶏のむね肉に多いアミノ酸として有名なトリプトファンからつくられます。また、チロシンというアミノ酸は、やる気ホルモンのノルアドレナリン、アドレナリンの材料になります。

そのほか、セリンやグリシンには寝つきを良くしたり、途中に目覚めるのを抑えて睡眠の質を向上させる働きがあることが分かってきました。

アミノ酸はバランス良く摂ってこそ効果的

アミノ酸は、バランス良く摂ることが大事です。1〜2種類だけを多く摂っても、どれか1つでも足りないものがあると、うまく機能しません。

肉や魚、卵などの動物性たんぱく質にはバランス良くアミノ酸が含まれています。とはいえ、食事でアミノ酸をしっかり摂ろうとすると、肉の脂身なども一緒に食べてしまうため、高カロリーになりがち。食事でアミノ酸を上手に摂るのは大変なのです。

バランス良くアミノ酸を補うには、サプリメントを活用することもひとつの方法です。

2015-07-10
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